『湖東定住自立圏』って?


先日、彦根市の新図書館について、調べていたら、

「湖東定住自立圏」という言葉に出会いました。

初めて聞く言葉なので、調べてみました!

滋賀県全体地図

滋賀県全体地図

滋賀県全体としては、上記のように7つのエリアに分かれています。

●湖東エリア

●湖西エリア

●湖南エリア

●湖北エリア

●東近江エリア

●甲賀エリア

●大津・志賀エリア

湖東圏域

「湖東定住自立圏」の対象地域は「湖東」という圏域です。 

湖東エリア地図

 

湖東圏域は、東に鈴鹿山系、西に琵琶湖を控え、その間に芹川、犬上川、宇曽川、愛知川を有する湖東平野が広がる自然豊かな地域です。

彦根市、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町の1市4町で構成されています。


湖東圏域全体

● 面積392.16k㎡

●人口155,792人

●世帯数57,603世帯

●人口増加率1.7%


彦根市

35万石の城下町として発展

●面積196.84k㎡

(うち琵琶湖の面積98.69k㎡)

●人口111,673人

●世帯数42,868世帯

●人口増加率1.8%

 


愛荘町

中山道の宿場町として栄えた

●面積37.98k㎡

●人口20,648人

●世帯数6,910世帯

●人口増加率3.9%

豊郷町

江州音頭発祥の地

●面積7,82k㎡

●人口7,342人

●世帯数2,657世帯

●人口増加率4.0%


甲良町

築城の名手藤堂高虎公を輩出

●面積13.66k㎡

●人口7,987人

●世帯数2,487世帯

●増加率▲0.8%


多賀町

伊勢神宮の親神様を祀る多賀大社を有する

●面積135.93k㎡

●人口8,142人

●世帯数2,681世帯

●人口増加率▲3.8%

注)人口・世帯数は、平成21年12月1日現在。人口増加率は、平成12年~平成17年国勢調査



 圏域内には、名神高速道路や国道8号などの幹線道路や、東海道新幹線、JR東海道本線(琵琶湖線)など、国土軸を形成する重要な道路・交通網が南北に縦断しており、これらの道路・交通網に、国道306号・307号をはじめとする主要地方道や、100年以上の歴史を刻み、当圏域を発祥の地とする近江鉄道が結びつき、圏域住民の生活を支えています。

また、関西・中部・北陸の結節点としての恵まれた地理的条件から、人、物、情報が絶えず行き交う中で、豊かな文化を育むとともに、商工業や地場産業を含む産業を発展させてきました。そして、古くは、当圏域出身の近江商人が全国で活躍し、今に続く世界的企業の礎を築きあげました。

 当圏域は、恵まれた地形と地理的条件によりもたらされた人、物、情報を糧とし、それぞれのまちの特性を生かし、滋賀県東部の中心地域として、ともに手を携え発展してきた地域です。

(※彦根市HPより)

定住自立圏形成協定について

 彦根市と愛荘町、豊郷町、甲良町および多賀町では、平成21年9月の各市町議会で、定住自立圏形成協定の締結に関する議案が議決されました。

これによって、平成21年10月4日に湖東定住自立圏形成協定合同調印式を開催し、1市4町がそろって協定を締結しました。

 定住自立圏形成協定の締結は、全国で4番目、近畿では初めてだったそうです。

 

平成28年10月1日現在で、

宣言中心市 130市

定住自立圏 112圏

ビジョン策定中心地 104市

あるそうです。

定住自立圏のイメージ
※総務省HPより

湖東定住自立圏共生ビジョンについて

定住自立圏共生ビジョンとは、定住自立圏形成協定に基づき推進する具体的取組などを記載した実施計画で、湖東地域においては、定住自立圏共生ビジョンの策定に向け、定住自立圏形成協定に規定された18の取組項目を整理し10部会を設けています。

(1)医療・消防救急部会

(2)障害福祉・次世代育成部会

(3)図書館部会

(4)人材育成部会

(5)経済活性化部会

(6)観光振興部会

(7)環境・ごみ処理、火葬場部会

(8)地域公共交通部会

(9)地産地消部会

(10)職員人材育成・職員交流部会

 

定住自立圏共生ビジョンを策定するときは、共生ビジョン懇談会(民間や地域の関係者が構成員)での協議・検討を経ることとされています。

共生ビジョン懇談会では、ビジョン全体を協議・検討する代表者会と、各分野ごとに分科会を設置し、より幅広い意見を聴取できるよう、取組を進めているそうです。


近隣地区が協力しあい、よりよい行政サービスを受けられたり、経済が活発化したり、

暮らしが便利になるとより良いですね。


彦根市 地域情報
地域情報TOPへ